入社後に現場で学べるのが大きな利点

土木施工管理という仕事は、工事の工程管理、予算などの原価管理、品質管理、安全管理という4つの管理業務です。具体的には、公園や住宅、道路、河川など、改修工事に伴う基礎の土台を工事するにあたって、水道管やガス管、通信などのインフラ設備を地下に整備するための図面を作成したり、測量を行ったり、進捗状況を写真撮影して管理したり、現場の関係者に作業の指示を出したりするという技術職です。
Q. 未経験でも、資格がなくても、施工管理士になれますか?
施工管理士は、実務経験がなくても、研修や実地での経験を積むことで仕事を覚えていくことが可能です。ですが、当社では専門知識や技術習得の機会として資格取得を推奨しています。土木施工管理技士の資格には「1級土木施工管理技士」「1級土木施工管理技士補(1級技士補)」「2級土木施工管理技士」「2級土木施工管理技士補(2級技士補)」という4つの国家資格があります。資格を持っていることで周囲からの信用が高まり、仕事への理解も深まります。
入社後に勉強して取得する社員が多く、1次学科試験に合格した後に、実務経験を積んでステップアップをめざします。
Q. 資格取得のための社内制度はありますか?
「土木施工管理技士」だけでなくドローンの操縦資格などの資格取得支援制度を整備しています。具体的には、外部講習費と受験費用を負担。資格取得後は資格手当も付くため、入社後に講習を受けて資格を取得する社員も数多くいます。
ぜひ、こうした社内制度を積極的に活用してください。
Q. どんな人がこの仕事に向いていますか?
土木はひとりではできない仕事です。そのためコミュニケーションがとても重要です。人と話すのが好きな人、笑顔で乗り切っていける明るい人が向いているといえます。
建築などの分野とは違って、土木の現場は地形や気候など条件によってひとつひとつ違うため、ロボット化しにくい分野です。まだまだ人間の力が必要とされる職種であり、現場経験を積むことで、より重要な仕事を担う人材に成長できます。
Q. 現場の仕事に対して、どんなサポートがありますか?
屋外での作業は気候に左右されるため、冬の寒さや夏の暑さ、雨風などを防ぐ機能を備えた衣料や道具が必要です。現場作業服、防寒服、熱中対策のための特殊な空調服など、必要なものを現場に応じて社員に支給・貸与しています。
屋内での作業に必要なパソコンや携帯電話、機器なども貸与します。

Q. 現場への移動手段は?
どこの現場に配属されても、本社に出勤してから現場へ向かうのではなく、自宅より直接現場へ出勤する「直行直帰制度」を採用し、社員の通勤時間の短縮や負担の軽減を図っています。
車で通勤する場合、通勤用の社用車を社員に貸与。さらに、自宅近辺の駐車場を当社が借り上げします。そのため、普通乗用車免許は必須条件となります。出向や転勤はありませんが、現場が遠方の場合は、ウィークリーマンションなどを用意します。
Q. 雨の日はどんな仕事をしますか?
基本的に大雨の日は屋外の工事は中止となりますが、事務所内でのデスクワークとして、写真の整理や設計図の作成、工程の確認などを進めます。
台風などの荒天が予想される場合は、事前に安全対策がきちんとできているか現場を見回ったり、風で資材や機材が飛ばないかなどを確認したりします。